皮膚科｜こどもとかぞくの診療所 ｜大和高田市 尺土

皮膚は体の表面をすっぽり覆って、その内部の大切な器官や臓器を守り、体温を調節し、また体の水分や体液が失われないようにしています。体を正常な状態に保つ上で、とても大切な役割を担っているのです。

そんな皮膚に生じた病的変化が皮膚病であり、実にたくさんの種類があります。 なかには簡単に治るものもありますが、一方では根気よく気長につき合っていく必要のある慢性疾患も少なくありません。しかし、適切なスキンケアと軟膏などによる外用療法、内服療法などを行うことによって、より良い状態を保ち、こうした皮膚病とも上手につき合っていくお手伝いをいたします。

「皮膚は内臓を映す鏡」という言葉を耳にされたことがおありかと思います。内臓をはじめとする体内の状態や血行の調子、ホルモンバランス、ストレスの有無などが複雑に絡み合って、皮膚の症状として現れ出てくることが少なくないのです。

ですから、小さな皮膚疾患を検査しているうちに、思わぬ内臓疾患が見つかるケースもあります。皮膚の異常が見られたら、早めにご相談ください。

皮膚病の原因には、いろいろなものが挙げられますが、とりわけ日常生活の過ごし方が大きな影響を与えています。脂っこいものや甘いものを食べ過ぎたり、睡眠不足やストレス過多な生活を送ったりしていると、皮膚トラブルを招きやすくなります。

バランスのとれた食生活をし、夜更かしを避けて十分な睡眠をとり、適度な運動を心がけましょう。ストレスを溜め込まないように、上手に気分転換を図ることも大切です。また、紫外線を過剰に浴びることも皮膚にはダメージになりますから（光老化）、日傘や帽子を利用して、日焼け対策を行うことも肝心です。

こうした一見あたり前のような健康的な生活を送ることが、皮膚病の予防と治療につながります。